J LIGHTNING
INTERVIEW

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――音楽に身を委ねる喜び、解放感、楽しさを感じられるアルバムでした。
僕たちが今から取り戻すべきものは、実はそういうことなんじゃないかな?なんて思っていて。いろいろな不満、憤りもあるだろうけど、それをずっと言い続けていても何も始まらなくて。今ここで自分たちができることは、“音楽を楽しむんだぜ!”ってこと。もう一度そこに立ち帰ることはとてもクールなことかな?と思うんですよね。スカッとするような、すべてを吹っ飛ばしていくようなアルバムになったと思います。
――そして、『LIGHTNING』発売を記念して、リリース日である11月3日(水・祝)の横浜Bay Hallを皮切りに、『J LIVE 2021 -LIGHTNING- Special Circuit』と銘打った特別ライヴを開催されます。約1か月空けて、12月30日(木)には渋谷TSUTAYA O-EASTでFINAL追加公演を行うことも発表。ツアーとは一味違ったイレギュラーな形ではありますし、ライヴハウスでの全席指定というのもまた、チャレンジングですね。
そうなんです。新しいスタイルでのライヴではあるんですけれども、そういう形で最新アルバムの曲をプレイしてみんなで楽しむということをよくよく考えてみると、とても特別なことかな?なんて思ってます。僕らにとっても新しいことなので、ワクワクしていますね。まだこういう状況下で、ライヴのスタイル自体に対していろいろな規制が入っているわけじゃないですか? その中でスタッフと話し合った時に、これまでのように期間を区切ったツアーという形でやっていくのは、今はまだちょっと不確かなことが多くなってしまうよねって。だったら発想の転換をして、とにかく『LIGHTNING』という新しいアルバムのライヴ“シリーズ”としてライヴを行って、ツアーができるタイミングになったら即それをスタートさせればいいじゃないか?って。11月の4公演も、12月30日も、すごいライヴになると思います。今は状況がだんだん良くなっていっているので、この後GOサインが出たら、すぐに全国各地へツアーに行く準備もしていますので、みんな楽しみにしていてほしいですね。
――12月31日(金)には2年ぶりとなるリアル・カウントダウンライヴを開催。2020年末は直前で無観客配信ライヴへの切り替えとなった経緯がありますから、リベンジ公演ともなりますね。
2022年はソロ25周年で、F.C.Pyro.が発足20周年を迎えるので、そこへ向けてのカウントダウンにもなるんですね。今回のアルバムはそんな未来に繋げていく導火線的な作品でもあるし、自分自身でもすごくカッコいいアルバムができたなと思っています。大自信作なので、是非聴いてみてください!